海外でのビジネス開発の事例
ベトナムでの大型工場建設の際、ゼネコンに発注する前に客先責任者に別途に鉄骨を購買して頂き、それを大手ゼネコンに供与する形態で工事を進めて頂いた。その心は「建物の鉄骨は、人間の肋骨にあたるので施主が選ぶべき」と訴えた。「工場の品格、品質は鉄骨で決まる」と考えている。
サウジアラビアでの工場建設では、施主側に、まず現地のゼネコンを紹介して、実績・評判を調べて頂き、その次に日系ゼネコンに紹介した。その心は日系ゼネコンは現地の下請けを使うことに慣れてないことの自覚と日本流が通じないことを理解してもらうことが一番だからである。お金は早めに払う、書類を的確に出す。こちらの意向をうまく相手に反映させるには、「人参」をぶらさげることも大切。
担当者 三宅紘一
タイ・ベトナム・サウジアラビア・ブラジル・グアム等、海外でのビジネス開発は現地に長期滞在している日本人から情報を頂く事から、始めています。ビジネスより、「人との信頼関係の構築」が何より先だと思っています。仕事リピーターがないと、本当の仕事ではないとの思いがあります。